創立100周年記念

MANUFACTURING

100周年の挨拶

 林精器製造株式会社は2021年4月15日に創立100周年を迎えました。これもひとえに皆様方のご支援の賜物と、心より深く感謝申し上げます。

 弊社は1921年東京での創業以来、ウオッチケースの製造を基軸として、幅広い分野でものづくりに取り組んで参りました。

 この日を迎えるまでには、関東大震災をはじめ、太平洋戦争、バブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災、台風19号による水害等、幾多の困難がありましたが、従業員の努力と取引先の皆様および地域の皆様のご支援のおかげで、難局を乗り越え、無事創立100周年を迎えることができました。

 現在弊社は福島県内3事業所にて、精器事業、多角事業、メカトロ事業、表面処理事業の4事業を展開しております。コロナ禍の厳しい経済環境の中ではありますが、今日から新たな100年に向け、「いいものをつくる」という社是のもと、ものづくりを通して永続的に発展し皆様に貢献してまいります。

林精器製造株式会社
代表取締役社長 石井廣文

100周年記念ロゴマーク

このロゴマークは当社の創立100周年を記念し、従業員の原案をもとに作成しました。
会社のイメージカラーである勝色を使用し、また日本の技術を世界に向けてアピールしたいという想いを込めて扇や和柄などのモチーフを盛り込んだデザインになっています。

和柄・モチーフの意味

扇:未来・将来・希望

市松模様:発展・進化 青海波:無限・平穏

七宝:繋がり・人と人の出会い

吉原繋:豊かな人間関係

林精器製造株式会社 100年の歴史

1921年 大正10年

4月  東京 亀戸に「林貴金属製作所」を創立
1923年 大正12年 9月 関東大震災発生
1924年 大正13年 9月 東京 本所区(現 墨田区吾妻橋)に移転し社名を「林製作所」へと変更 
1925年 大正14年 服部時計店(現 セイコーウオッチ株式会社)と取引開始
1929年 昭和 4年

8月 工場全焼により尾久村に再建
社名を「林時計側製作所」へと変更
1935年 昭和10年 <創立15周年> 記念事業として運動会および永年勤続者表彰を実施
1936年 昭和11年 1月 社名を「株式会社林時計側製作所」へと変更
1940年 昭和15年 <創立20周年> 記念事業として慰安旅行を実施
1943年 昭和18年

12月  「林精器製造株式会社」と社名変更
1944年 昭和19年 須賀川町 井毛町(現 福島県須賀川市大町)へ疎開
1945年 昭和20年 4月 東京空襲で尾久の工場が全焼
8月 終戦
10月 須賀川にて14名で操業を再開
1948年 昭和23年 <創立28周年> 記念事業として社員家族慰安演芸会を開催
1951年 昭和26年 <創立30周年> 
記念事業として記念式典・祝賀会・演芸会・永年勤続者表彰・家族慰安会を開催
1952年 昭和27年 3月 表面研磨「スーパー仕上」を開発
アメリカのレハート社へ防水時計側を輸出
胴・縁・蓋・釻全てが金張りの時計側(AGF)が完成
1956年 昭和31年 <創立35周年> 記念事業として式典・来賓祝賀会・家族慰安会を開催
1957年 昭和32年 7月 日本一の長時間無災害記記録を達成
1958年 昭和33年 高級品のザラツ研磨に成功
1961年 昭和36年 <創立40周年> 記念事業として、祝賀会・式典・社員旅行・社員の工場見学会を実施
1963年 昭和38年 東京オリンピック競技用ストップウオッチの側を生産
1966年 昭和41年 <創立45周年> 記念事業として式典・永年勤続者表彰を実施、記念品を配布
1967 昭和42年

9月 東京 田端に建屋を新築し本社機能や一部工程などを集約
1968年 昭和43年

9月 須賀川工場を須賀川市森宿に移転
1971年 昭和46年 <創立50周年> 記念事業として式典を開催、社歌を制作
1977年 昭和52年

3月 須賀川工場にコンピュータを導入、生産管理システムの稼働を開始
6月 玉川工場を竣工
1980年 昭和55年 腕時計側年間生産量630万個を記録
1984年 昭和59年 本社を須賀川に移転
1986年 昭和61年 9月 カシオ計算機と取引開始
1991年 平成 3年 <創立70周年> 記念事業としてオリジナル記念腕時計を製作し社員に配付
1995年 平成7年 高級外装・モデル試作事業を譲り受ける
1996年 平成 8年 多角化事業を拡大
1998年 平成 10年

8月 めっき事業を譲り受け郡山工場として稼働を開始
1999年 平成 11年 9月 特品事業を譲り受け玉川工場内にて稼働を開始
2001年 平成 13年 8月 ISO14001全社認証取得
<創立80周年> 記念事業として式典を開催、記念誌を製作
2003年 平成 15年 4月 コンプリート事業を開始
2005年 平成 17年 10月 ISO9001全社認証取得
玉川にクリーンルームを設置、精密機器組立開始
2009年 平成 21年 1月 玉川事業所が医療機器製造業許可を取得
2011年 平成 23年

2月 「第4回うつくしまものづくり大賞」を受賞
3月 東日本大震災により須賀川工場が被災
4月 須賀川工場の大半を借受工場へ移転
2012年 平成 24年 2月 「第4回ものづくり日本大賞」特別賞を受賞
12月 高級時計ケースが須賀川市工業製品に認定
2013年 平成 25年

1月 新社屋を再建
2月 須賀川本社事業所として操業開始、社是「いいものをつくる」制定
2014年 平成 26年 3月 経済産業省中小企業庁「がんばる中小企業・小規模事業者300社」選定
5月 ISO13485認証取得(玉川事業所) 
2017年 平成 29年 1月 医療機器「Tiハニカムメンブレン」の薬事承認取得が完了し販売開始
10月 「Tiハニカムメンブレン」が須賀川市工業製品に認定
12月 経済産業省「地域未来牽引企業」に選定
2018年 平成 30年 2月 「ふくしま産業賞」福島民報社賞を受賞
10月 「Ti骨プレート」が須賀川市工業製品に認定
自社開発医療機器「PumpSAFE」が完成
2019年 令和元年

5月 玉川事業所 第二工場 竣工
10月 台風19号により郡山事業所にて水害が発生
11月 WPライン操業再開
2020年 令和 2年 11月 「PumpSAFE」が須賀川工業製品に認定
2021年 令和 3年  <創立100周年> 記念事業を企画・実施 (記念時計・記念誌の製作 他)